概要・特長
「おさかなステーション」は、コンクリート三面水路に魚類など水棲生物の生息・生き残り空間を創出します。オールプレキャスト製品であり、工期の短縮、省力化、環境へ配慮が可能です。
1. さかなの休息・避難場所
流速の遅い空間(淀み)を河床に設けて、魚類の休息・避難場所を創出します。空間は河床面より低くなるため、渇水期にも水量が確保でき、魚類の生き残り空間となります。
おさかなステーションに図のような越冬ピット(生息空間)を併設することで、うろ(空洞)の役割を補うことができ、魚の生息域の拡大が可能になり越冬にも効果を発揮できます。
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2. 施工性
複雑な形状に対して、型枠工や小規模なコンクリート工が全く不要で、部材の簡単な組立のみの工事です。工期の短縮、省力化が図れるとともに、現場打ちコンクリートに伴う工事で発生する廃棄物がほとんど無く、水質の汚濁や騒音・振動が大幅に削減できます。
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3. メンテナンス
従来の泥溜め枡とは異なり、流水により土砂が流されやすい構造となっていますので、メンテナンス作業の省力化につながります。
4. オプション
渇水時の伏流水活用のためのウイープホールやピット管理用の蓋版などをご提案しています。